2016/11/19

企業や自治体の絶好のPRの場、○円食堂を活用しよう(早稲田大)


大学の100円朝食は、今ではかなりポピュラーな取り組みとなり、「100朝食はじめました!」というリリースを見ても驚きを感じなくなってしまいました。でも今回、見つけたのはそんな100円朝食をしのぐ、さらにすごい朝食です。なんと、早稲田大学は50円で朝食が食べられるようなんです!

以下、産経ニュースより。

朝食しっかり、勉強バッチリ… 早稲田大の学食に「50円朝食」が登場、明治大も低価格メニュー 
早稲田大学(本部・新宿区戸塚町)は、キャンパス内の“学食”で初の「50円朝食」を提供している。朝食を抜く学生が増えつつあるなか、低価格で提供することで朝食をルーティン化させ、健康状態の向上を図るのが狙い。明治大学(本部・千代田区神田駿河台)は今夏に続き「100円軽食」を4キャンパスで提供する。(後略)

100円で朝食を食べられるってだけでもすごいのに、今度は50円です。一瞬そんなに変わらないように感じますが、実際のところ半額なわけで、これってだいぶ安いですよね。

100円朝食はよく父母会などの援助によって一部の費用を賄っていたのですが、今回の50円朝食の場合、企業の支援によってこの破格を実現したようです。どういう経緯で、この取り組みができたのかはわかりませんが、大学はもちろんのこと、企業にとっても、これはかなりプラスなように思います。

というのも、50円朝食の中に自社の商品が組み込まれることで、普段、あまり若者が積極的に食べる食材でなくても、安さにひかれて学生たちが食べてくれます。今回の支援企業だと、たとえばフジッコが「朝のたべるスープ」という、豆がいっぱい入ったミネストローネを提供しています。女子学生はともかく、男子学生はあまり手に取らない商品のように感じるのですが、今回のような機会があると、男子学生にも美味しさを知ってもらうことができるのではないでしょうか。

さらにいうと学食に提供すると、一定の年齢に限定して商品サンプリングができるだけでなく、大学選びを意識的に行えば、場所や学力、女子のみとか、理系、文系、芸術系など、ジャンルを区切って商品提供が行えます。

おまけに、単純に商品を提供するだけでなく、“若者たちに健康的な食生活を!”という大義名分のうえで行うため、イメージもだいぶいい。あと私だけかもしれませんけど、学生時代によく食べていたものを、今でも時折、無性に食べたくなるので、そういう意味では、けっこう長期的に効果があるのかなぁという気もします。

何にせよ、大学の○円朝食は、商品サンプリングの場としてかなり優秀です。大学、企業(ないし自治体)、それに学生にとって魅力的な○円朝食が、今後さらに活発になれば、いずれは○円でなく0(ゼロ)円朝食が出てくる日も訪れるかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿