2015/11/07

100円軽食で大学を学びの場から生活の場へ(明大)


2013年ごろから始まり、あっというまに多くの大学で採用されるようになった100円朝食。この考え方をさらに発展(?)させた、“100円軽食”という取り組みを明治大学が試験的にはじめたようです。やっぱり食はライフサイクルの要。個人的にはなかなかステキな取り組みなように感じています。

以下、リセマムより。

100円朝食の次は“軽”食がブームに?明大10/26-30…食で学生を応援 
明治大学は、夕方から夜にかけて授業やゼミ、課外活動に励む学生を食で支援することを目的に、1026日から30日まで「100円軽食」を実施する。夕方の時間帯に、日替わりメーンメニュー・フルーツ・コーヒーまたは紅茶をセットにした100円の“軽食”を提供する。(後略)

100円軽食の元ネタとなる100円朝食は、一日のスタートである朝食をしっかり食べることで、ちゃんとした食のリズムを学生たちに身につけてもらうことが目的にはじまった取り組みです。

100円軽食も、どうやらねらいは同じなようで、「夕方に軽食をとることで、空腹からくる夕食の食べ過ぎを防ぎ、翌朝に朝食をとる」という考えのもとはじめたと上記記事のリンク先にありました。いささか風が吹けば桶屋が儲かる的な印象をもたないこともありません。でもまぁ、朝食をとるとらないはさておき、私としては面白い取り組みだと感じています。というのも、簡単な軽食が夕方4時から格安で食べられると、大学に遅くまで残る学生が増えるように思うんですね。

そして、これは研究や授業、部活動など、残る理由がある学生だけでなく、なんとなく残るという学生も増えるんじゃないでしょうか。

私自身、大学生活を振り返ってみると、なんとなく大学に残り、先輩や友達、それに先生と取り留めなく話していた時間が、今となってはけっこうタメになっているように感じています。学問や政治、文学、音楽、ガンダム、サッカーワールドカップ……、他愛もない話しから興味が刺激されたし、他愛もない話しについていくために、けっこういろいろと見聞きしました。

私が学生だったときは、もう10年も前なので、イマドキの学生は、もしかしたらぜんぜん違うのかもしれません。でも、そうだとしたら、なおのこと大学でうだうだといろいろな人と話して欲しい。けっこうこれが大学の醍醐味だと思うんです、ほんと。

とはいえ、あぁいった空気は、大学が勉強をする場所から、生活をする場所に変わらないと生まれないような気がします。そして、これを大学側が意図してやると、何か根本的に違うものになってしまうような気がするんですね。

たとえば、夜遅くまで使える図書館とか、グループワークを思う存分できるラーニングコモンズとか。これらは学生のタメになりますが、そこに“遊び”や“ゆるさ”がないので、予想だにしない広がり方はしないように思います。

その点、食を使ってゆるやかに学生をキャンパスにつなぎとめる今回の取り組みは、かなりちょうどいい。大学を学びの場から、生活の場に変えるスイッチになるんじゃないでしょうか。独断偏見もりだくさんですが、私はそう思うのです。

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