2014/06/09

大学が一気にわかる90分(北海道大)


大学関係の仕事をしていると、週に何度も大学に足を運びます。当然のことながら“大学に行く”ことへの抵抗感なんてものはカケラもありません。

しかし、大学と関わりのないところで生活をする人にとって、大学はなかなか入りづらい場所なのではないかと思います。大学の主役である若者たちは、社会人とは年齢も感覚もだいぶ違うし、多くの大学には校門に守衛がいる。一度、入ってしまえば、なんてことないんですけど、最初はなかなか抵抗感あるんじゃないかと思うわけです。

今回、そんな大学初心者が大学に足を踏み入れる良いきっかけになりそうなイベントを見つけたのでご紹介します。

以下、Toshin Times on Webより。


北海道大学 「初夏のキャンパスツアー2014」を開催 
北海道大学では、629日(日)に「初夏のキャンパスツアー」を開催する。このツアーは、北海道大学の魅力を伝える活動を行う北大キャンパスビジットプロジェクト(HCVP)が主催しており、北海道大学札幌キャンパスの定番スポットを現役学生のガイドと共にまわる。現役北大生から大学について貴重な情報を聞くことが出来る良い機会になるだろう。(後略)


このイベントは、北大生が北大を巡りながら北大の魅力を伝えるというもので、北大を知りたい人にとっては、このうえなく丁寧かつ魅力的なイベントです。しかも主催団体である「北大キャンパスビジットプロジェクト(HCVP」のサイトをのぞくと、ツアーの所要時間が90分とかなり本格的なものでした。

実はキャンパスツアー自体は、受験生向けイベントである「オープンキャンパス」の定番プログラムとしてよく見かけます。でも、一般を対象にしているものとなるとあまりなく、北大以外だと、東大、早稲田、同志社などの一部の有名大学に限られているように思います。

ちなみに私自身、以前、同志社のキャンパスツアーに参加したことがあります。ツアーはこのときも90分程度で、キャンパスの雰囲気や建物、歴史、さらにはツアー中に学生ガイドと話せるので学生生活についても知ることができ、大学を理解するうえでかなり実りの多いものでした。とくに一生懸命に話す学生ガイドの姿には、とても好感を抱きました。

受験生に大学を紹介する取り組みは山のようにあるのですが、一般の人に大学の魅力や利用法を伝える取り組みはほとんどありません。そういう意味では、今後さらにキャンパスを巡りながら一般の人が利用できる施設を紹介したり、それら施設の利用法のレクチャーを交えたりするなど、ツアーに一般向けの大学利用ガイダンスという側面を付け加えていけば、より意義深いイベントになるのではないかという気がします。その分、学生ガイドの負担はかなり増えるかもですが……。

【Information】  
■東京大学キャンパスツアー 
完全取材拒否の、東京大学公認のキャンパスツアー。要予約、参加費無料。
http://campustour.pr.u-tokyo.ac.jp/   

■早稲田大学キャンパスツアー 
早稲田、戸山、西早稲田のそれぞれのキャンパスで開催。要予約、参加費無料。  
http://www.waseda.jp/jp/global/guide/tour/

■同志社大学キャンパスツアー 
今出川校地と京田辺校地で開催。今出川の定期ツアーは予約不要。参加費無料。  
https://www.doshisha.ac.jp/information/c_tour/intro.html

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