大学がつくるアプリというと、ほとんどが大学紹介で、たまに入試対策に使えそうなものがあるぐらいと思っていました。
しかし、さすが芸大というか、武蔵野美術大学から、一風変わった魅力的なアプリが出たようです。
しかし、さすが芸大というか、武蔵野美術大学から、一風変わった魅力的なアプリが出たようです。
以下、ギズモード・ジャパンより。
武蔵野美大のディープな書物が読めるスマホアプリ『MAU M&L 博物図譜』が登場
脳がビンビン刺激される〜!
マンガやゲームのアプリもいいけど、たまには知識のシャワーを浴びよう。というわけで今回は、17世紀から19世紀の解剖図や自然誌、航海記といった貴重な書物をスマホで満喫できる無料アプリ『MAU M&L 博物図譜』をオススメしちゃいましょう。(後略)
早速、アプリを落としてみたところ、これがなかなかすごい。
アプリでは海外と日本の博物誌などの書物の高解像度スキャンデータを見ることができます。多くは海外のもののため、文章は読めなかったのですが、イラストがかなり豊富。精密に描かれた動植物、無数の物語を連想させる歴史上のワンシーン、イラストはどれも冒険心をくすぐられるものばかりで、正直、トリミングしてスマホの待ち受けにしたいと思えるものが何枚もありました。
さらにアプリには、『博物図譜の楽しみ方』というムサビの客員教授、荒俣宏のレクチャー動画も掲載されています。レクチャー動画は合計11本で、1 本当たり4〜13分だったので、合計すると90分以上とかなりのボリュームです。
博物図譜(博物図鑑)をアートとして鑑賞できるだけでなく、学術的にも捉えられる。まさに“芸術”“大学”のアプリです。
ムサビといえば、本棚でできた迷路のような図書館も有名ですが、今回のアプリも他大学にはない斬新なアプローチで印象的でした。
アプリにしろ、図書館にしろ、かなり尖ったことをしながらも、大学という知的なイメージと、芸大というクリエイティブなイメージの両方を上手にアピールできていることに、センスの良さを感じます。
ちなみに、ムサビの図書館は一般利用が原則不可なものの、事前予約をすれば見学は可能です。建物として十分見応えがあるので、興味のある方は、一度のぞいてみてはいかがでしょう。
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