2013/12/29

大学版“恋チュン”動画から伝わるもの(慶應 他)

さっきまでボーーーーッと見ていたのですが、“恋チュン”の大学バージョンって、けっこう上がってるんですね。

“恋チュン”というのは、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のことで、企業や自治体、著名人がこの曲のPVと同じダンスを踊ったものがAKBの公式Youtubeチャンネルにアップされています。
で、これがきっかけになって、けっこうな数の企業や自治体、一般人などが、半分お遊び、半分プロモーションとして、“恋チュン”動画をYoutubeにアップしており、大学はどうかと調べてみると、思いのほか多く上がっていて驚いた……というわけです。


大学版“恋チュン”動画を見てみると、踊る人たちが入れ替わり、踊る場所も替わっていくので、学生の雰囲気(それにファッション)やキャンパスの環境、あと教職員のみなさまの恥ずかしながらも頑張っている姿なんかが拝見でき、入試広報とは違った切り口から大学が見えて面白い。
それに曲がポップなのと振り付けがしっかりしているのとで、どの動画も素人とはいえ、けっこう様になっているんですね。いやいや、ほんと意外によかった。

比べるものでもないのですが、各大学がつくる大学紹介用の動画は伝えなければいけないことが多く、それらをすべて詰め込んでつくるので、説明くさく、見ているとけっこう疲れます。

今回の“恋チュン”動画はそれとは違い、伝えなければいけないものはほぼありません。
動画に撮影場所の施設名や、登場する人たちのあだ名や所属(学部学科やサークル名)が、さらっと出たりしますが、説明的なものはそれぐらいです。
でも、不思議なことに、これでけっこう大学の雰囲気や魅力が伝わるんですね。映像の情報量の多さってすごいです。

それで思ったんですが、動画は見てさえくれれば、けっこうな量の情報が伝わるわけですよね。なら、見る側の負担になる説明的な要素は極力減らしてしまい、エンターテインメント性重視でつくった方が結果的に“伝わる”ものになるんじゃないか。特に高校生はこらえ性がない人が多いわけですし。
まぁ、極論ではあるんですが。ともあれ、ミュージックPVには大学の説明動画をつくる上でのヒントがけっこう隠されているかもしれません。

最後に、いくつかこれはなかなかと思った大学版“恋チュン”を紹介しておきます。どれも秀逸ですよ!


恋するフォーチュンクッキー 慶應義塾大学三田祭 Ver.
三田祭をAKBっぽい格好をした女子学生が踊りながら紹介(?)します。何かとっても青春な感じがして、おじさんは見ていると少し切なくなりました。





恋するフォーチュンクッキー MISS&MR.COLLE Ver./ AKB48[公式]
首都圏の大学のミス&ミスターキャンパスの候補による“恋チュン”です。AKBの公式Youtubeチャンネルに掲載されているものだけあってレベルが高いです。






恋するフォーチュンクッキー環太平洋大学Ver./ AKB48

広報的な要素が上の2つの動画より強く出ていますが、みんな楽しそうでいい感じです。はっちゃけた学生が多く、職員のみなさんもはにかみながら頑張ります。


恋するフォーチュンクッキー 横浜美術大学 Ver.
動画の貼付けができなかったのですが、ここもオススメです。途中アニメーションが入ったり、エキセントリックな学生が出たり、美大らしさがよく出ています。


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